いつも見ていたヒロシマ
5:30すぎ。今日はチューニングが早くでき、笠木さんの「無告の民」、被爆の絵 少年兵などのパネルを立てかけ、いつものように、「花はどこへいった」(阪大ニグロ版)をアルペジオで爪弾きはじめた。
まだ ワンコーラスも進まないのに、にこやかに女性が話しかけてくれた。「もしよかったら合わさせてもらっていいですか。」直感的に何か伴奏楽器を弾かれるのだろうと、「ええよろしくお願いします」と答えた。
そして ケースから取り出されたのが 「鍵盤ハーモニカ」。ヤマハ製であれば 商品名ピアニカ
楽譜には旋律とコードがふってあったのだが、それを見ながら、旋律を奏でてくださった。
単純なアルペジオとコードストロークの貧相な私の伴奏が一気に 厚みのある艶やかなものに変身した。
「先日も歌われていた時 仲間と共に聴いていたんですよ。」と
彼女は アマチュアのジャズバンドのメンバーだという。お年は 僕よりも10歳以上若いかな。9条のこと、コロナでうたう場所がなくって などとお話ができた。
3.11での忸怩たる想い、機密法-共謀罪-安保法制
これらのことがきっかけとなった。安保法制(戦争法)の時には国会まで馳せ参じた。そして、「街に出よう」と。集会やデモ ぼっちスタンディングをはじめた。
その頃はパネルを立てかけ、雑花塾の平和を希求する楽曲を流していた。
それが 去年から 自らうたうようになった。
社会活動に戻ったころ フォークシンガーたちのささやかな歌の場にも参加するようになった。
(今日の唄)
花はどこへいった
虹の民
明日への伝言
死んだ男の残したものは
一粒の涙
軟弱者
私の子どもたちへ
あなたが夜明けをつげる子どもたち
海に向かって
教訓Ⅰ
遠い世界に
アベイズオーバー
平和の暦
(続く)